デジットオリジナルのデジタルオーディオ用実験・学習向け変換モジュール基板シリーズを販売開始しました。
  デジタルオーディオ用の各種ICごとに最小パーツと設定・接続用コネクタを実装できるようにしたもので、デジタルオーディオの部分的機能を独立実験基板として販売。
  デジタルオーディオ関連の実験・学習や、自作デジタルオーディオ機器の製作負担軽減、発売予定のその他の独立実験基板を組み合わせることにより自作デジタルオーディオ機器を手軽に製作できます。
  
  今回はデジタルオーディオインターフェイスのレシーバIC「DIR001」を使った独立実験基板をご紹介します。
  
  24bit 96kHz デジタルオーディオインターフェイス
  DIR9001(T.I.) × DAI(レシーバ) 独立実験基板「DIR9001_A」
  Digital Audio Independent Experiments Board
  
  「DIR9001_A」
  

  
  
  
  
  
  
  S/PDIFからオーディオシリアルデータ信号と他の信号を分離して取り出せる低ジッタクロック出力のデジタルオーディオインターフェイス・レシーバIC「DIR9001」を、最小パーツと設定、接続用コネクタを実装できるようにした実験・学習向け変換モジュール基板です。
  
  DIR9001PW
  

  
  
  
  
  
  
  バーブラウン(T.I.)の高性能デジタルオーディオインターフェイスのレシーバICを採用しており、PCの高性能サウンドカードなどにも使用されており、デジットオリジナルのフルデジタルオーディオアンプキット「D_5709kit」、ワンダーピュアの96KHz 24bit対応 オーディオ用ステレオDAコンバータ「WP-9193DAC」にも採用している実績のあるICです。DIR9001PWはあらかじめ基板に実装済みです。
  ICの詳細はデータシートをご覧ください。
  DIR9001 DATASHEET
  
  入力サンプリング周波数を自動検出
  
  
  
  
  
  
  
  水晶発振子(24.576MHz)を使用して、入力S/PDIF信号のサンプリング周波数を自動検出し、32kHz以下、44.1kHz、48kHz以上、入力無しの4つをステータスのFSOUT1とFSOUT0で表示します。
  
  オーディオ用コンデンサ
  

  
  
  
  
  
  
  コンデンサはニチコンのオーディオ用電解コンデンサ、WIMAのフィルムコンデンサを採用しております。
  
  動作はハードウェア制御に設定していますので、クロックの動作切替、出力フォーマットの選択、システムクロック出力の選択が基板上のジャンパで行えます。
  
  各種ジャンパ・コネクタ
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  ①クロック動作の切替
  
  
  
  クロックの動作設定をエラーによる自動切換えにするか常時水晶発振で動作するかを選択します。通常は1-2設定で使用します。
  
  ②出力データフォーマット設定
  
  
  
  出力されるオーディオシリアル信号のデータ出力(DOUT)のフォーマットを選択するジャンパです。
  
  ③システムクロック出力の選択
  
  
  
  DIR9001から出力されるシステムクロック(SCKO)をサンプリング周波数の何倍に選択するかを選択するジャンパです。
  
  ④オーディオシリアル信号・システムクロック出力
  
  
  
  
  CN2およびCN3からオーディオシリアル信号とシステムクロックが出力されます。CN2とCN3は同じ信号線が来ていますのでどちらを使用してもOKです。
  
  ⑤S/PDIF信号入力 / ⑥電源
  
  
  
  
  
  CN1よりS/PDIF信号(光または同軸)を入力します。DIR9001_Aに光または同軸を接続する場合に光同軸インターフェースキット 「DHI-DX」があると便利です。
  DHI-DXについてはキット説明書をご覧ください。
  

  
  
  
  
  
  
  ⑥電源は+3.3V入力です。CN5およびCN6は同じ信号線が来ていますので、どちらを使用してもOKです。
  
  ⑦⑧ステータス表示
  

  
  
  
  
  
  
  6つのLEDでPOW(電源ランプ)、EMPH(プリエンファシス表示)、FSOUT1(サンプリング周波数表示1)、FSOUT0(サンプリング周波数表示0)、_AUDIO(リニアPCM検出表示)、ERROR(エラー表示)の各ステータスを表示します。
  また、ステータス出力は基板上の「CN4」にも出力されていますので、マイコンなどの外部回路からステータスを見ることも可能です。
  
  ⑨チャンネルステータス信号出力
  
  
  
  
  入力S/PDIF信号に含まれるチャンネルステータス信号とユーザーデータ信号を取り出してCN7に出力します。
  
  独立実験基板組み合わせ例
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  上図のとおり、独立実験基板どうしを組み合わせることによってデジタルオーディオ機器を手軽に製作できます。DIR9001_A以外の独立実験基板は近日発売予定になっておりますのでご期待ください!
  
  【DIR9001_A仕様】
  サンプリングクロック:28kHz~108kHz
  データフォーマット:24bit_左寄せ、24bit_右寄せ、24bit _I2S、16bit右寄せ
  システムクロック出力:128 / 256 / 384 / 512Fs
  動作設定:ハードウェア設定
  単一電源:DC3.3V (5Vトレラント)
  基板サイズ:約56×33mm
  キット説明書
  販売価格:¥2,550-
【製品仕様】
●入力サンプリング周波数を自動検出●光、または同軸接続する場合、光同軸インターフェースキット DHI-DXがあると便利です
●サンプリングクロック:28kHz~108kHz
●データフォーマット:24bit-左寄せ、24bit-右寄せ、24bit-I2S、16bit-右寄せ
●システムクロック出力:128 / 256 / 384 / 512Fs
●動作設定:ハードウェア設定
●単一電源:DC3.3V (5Vトレラント)
●基板サイズ:約56×33mm















