24bitデジタルオーディオ・コーデックの試作実験用基板の組み立てキット「CODEC_3060_C」をご紹介いたします。
CODEC_3060_C
T.I.社の「PCM3060」を、最小パーツと設定、接続用コネクタを実装できるようにした実験・学習向け変換モジュール基板で、デジタルオーディオ関連の実験・学習や、自作デジタルオーディオ機器の製作負担軽減、その他の独立実験基板を組み合わせること により自作デジタルオーディオ機器を手軽に製作できます。
この、「CODEC_3060C」の基板1枚でADコンバータとDAコンバータの両機能を兼ね備え、しかもADコンバータとDAコンバータが独立して動作します。
動作設定は、ジャンパで設定を行うハードウェアモードとマイコン等を使ってSPIバスまたはI2Cバス経由で設定を行うソフトウェアモードの2通りで行えます。
メインIC 「PCM3060PW」
メインICは、24bit 非同期ステレオ・オーディオコーデックの「PCM3060PW」。
24bitのADコンバータとDAコンバータが1チップに収まっており、AD部とDA部は独立して動作します。「PCM3060」は、Blu-rayレコーダ等のような、異なるサンプリングレートによるオーディオ信号の録音・再生ができるようにと開発された非同期オーディオコーデックです。
PCM3060PWの詳細ついてはDATASHEETをご覧ください。
「CODEC_3060_C」では、メインIC「PCM3060」をあらかじめ基板に実装済みですので、初めての方でもやさしく組み立てられます。
【CODEC_3060_Cの主な仕様】
・対応フォーマット:24bit左寄せ / 24bit I2S / 24bit右寄せ / 16bit右寄せ
・ジャンパによるハードウェアモードとマイコンによるソフトウェアモード
・サンプリング周波数:ADC部16~96kHz、DAC部16~192kHz
・ADC部とDAC部は独立して動作
・電源電圧:3.3V・5V
・基板サイズ:約51×33mm
キット説明書
販売価格:¥2,757-
製作例:アナログアップサンプリングコンバータ
デジタルオーディオコーデック独立実験基板「CODEC_3060_C」とデジタルオーディオ独立実験基板シリーズを組み合わせた製作例として「アナログアップサンプリングコンバータ」をご紹介いたします。
アナログアップサンプリングコンバータ・ブロック図
( ↓クリックするとPDFでご覧いただけます。)

アナログアップサンプリングコンバータは、CD等の音源ソースからのアナログLINE出力を、192kHzにアップサンプリングされたアナログ信号をLINE出力します。
》》》使用するデジタルオーディオ用独立実験基板一覧《《《
入力ローパスフィルタ「INLPF_3060_B」

オーディオコーデック「CODEC_3060_C」

サンプルレートコンバータ「SRC_4192_A」

「
PLLマルチクロック「CLK_1707_D」

平衡入力ローパスフィルタ「LPF_C」

「CODEC_3060_C」から出力されたアナログ信号を不平衡(アンバランス)に変換してオーディオアンプ等の再生モジュールに入力できます。
アナログアップサンプリングコンバータ作例を展示中!
上記でご紹介した「CODEC_3060_B」を使用した作例を実際に製作して、デジット店頭で展示いたしておりますので、ぜひデジット店頭へご来店ください!

デジタルオーディオ用独立実験基板を使用した作例

IC単体「PCM3060PW」も販売中!

【製品仕様】
●対応フォーマット:24bit左寄せ/24bit I2S/24bit右寄せ/16bit右寄せ●ジャンパによるハードウェアモードとマイコンによるソフトウェアモード
●サンプリング周波数:AD部 16~96kHz、DAC部 16~192kHz
●ADC部とDAC部は独立して動作
●電源基板:3.3V、5V
●基板サイズ:約51×33mm
●メインIC:T.I.社 PCM3060PW
●製作例:アナログアップサンプリングコンバータ・ブロック図/pdf